Port du tigre

愛してやまないオリンピック・ドゥ・マルセイユについて。

このブログについて

ごあいさつ

初めまして。虎港と申します。

右記の通り、3つものスポーツチームを応援している人間です。当然この3チームの話題が主たるものになるのですが、意図的にOM(=マルセイユの愛称)色を強めています。これは日本国内に於いてOMというチームや、フランスのサッカーリーグそのものの認知度が低いと感じたことに起因しています。

OMサポーター歴は15-16シーズンの途中からと短いです。また、サッカー観戦歴はマリノスサポーターを始めた2006年からですが、今の今まで勝敗とゴールに一喜一憂してきただけなので戦術についての造詣はお察し下さい。2000年から阪神を応援し始めた野球についても同じです。

今や多くの方が戦術やワンプレーの分析に知識を持っており、footballistaさんなどの雑誌もある中、私が戦術についても論じても毒にも薬にもなりません。

このブログでスポーツの話題を取り上げる目的は、熱くチームを応援する中で生まれた感情を伝えることが目的です。そこで最初にお伝えしておきたいことは、筆者は心が非常に弱い人間であるということです。自分に自信がなく、自己肯定感もほぼありません。時に、なんてレベルではなく試合中に諦めますし、声を荒げます。そしてそんな自分を試合後に自己嫌悪してしまうのです。そんな自分が吐き出す醜い感情さえも、スポーツという一種の麻薬によって美しいものに染め上げられます。スポーツで怒り、悲しむ醜い自分すら愛おしくてたまらない・・・こんな狂った気持ちに共感していただける(変わり者な)方を、日本に於いてはマイノリティーなOMサポに引き込んでしまえたらなぁと考えております。認知度が低いOMを取り上げることによって、何か開ける道があるかも知れないという助平心も持ちつつ。

 

フランスリーグ、OMと日本

フランスのリーグといえば、日本人的にはル・マンというクラブで松井大輔選手が活躍していた印象の強い方が多いのではないでしょうか。

また、パリ・サン=ジェルマンFCという欧州でも屈指の実力を持つクラブや育成に定評がありつつも常に上位争いに食い込むオリンピック・リヨンASモナコFCのイメージを持っている方もたくさんいらっしゃることでしょう。

ありがたいことに日本人選手も増えており、贔屓であるOMには2016-17シーズンより酒井宏樹選手が在籍しています。他にも川島永嗣選手(16-17シーズンよりFCメス、18-19シーズンよりRCストラスブール)、昌子源選手(18-19シーズンよりトゥールーズFC)、澤井直人選手(18-19シーズンよりACアジャクシオ)といった面々がフランスリーグで奮闘中。かつてはFCロリアンのセカンドチームに山口瑠伊選手も籍を置いていました。

それでもフランスリーグは「存在は知られている」程度で、サポーターの数としては所謂4大リーグのチームよりもかなり少ない印象です。正確な統計を出している訳ではないのであくまで私の印象論になってしまいます。しかし、実際にそれを肌で感じた瞬間がありました。その瞬間とは17-18シーズンのUEFAヨーロッパリーグ勝戦の日です。対戦カードはOMとスペインのアトレティコ・マドリー。私は「OMShuriken」という日本のOMサポータークラブの方より誘いを受けて、渋谷のスポーツバーで行われる観戦会へ赴きました。そこは日本なのにフランスの、いやマルセイユの熱気で満ち溢れていたのです。言葉が分からずとも、OMという共通の言語で彼らと感情を共にできる喜びや感動を心の底から覚えました。しかし、日本人のOMサポーターは私を含め数えるほどしかいませんでした。

当然対戦相手であるアトレティコ陣営のスペースも設けられています。アトレティコを応援しているサポーターの中に勿論外国人の方はいましたが、多くは日本人サポーターでした。

私はOMを贔屓しているので当たり前ですが、日本人サポーターが多いアトレティコ陣営よりも外国人の方が多いOMサポーターの雰囲気に魅力を感じました。しかし同時に、「OMでしか感じ得ないであろうこの熱気を、日本人のサッカーファンにも感じてほしい!」「日本人OMサポーターも、もっと増えないかな?」とも思いました。この思いが、ブログ開設につながっているもう一つの理由でもあります。

 

さいごに・・・OMと阪神タイガース酷似論!?

OMは、私が贔屓しているチームの一つである阪神タイガースと似通っていると感じています。

・熱いファン気質(両チームとも地域に深く根付き、熱狂的な支持層を持っている。)

・首都のチームがライバル(阪神は巨人、OMはパリSG。方や通算、方や近年の違いはあるが対戦成績で水をあけられているところまで似ている。)

・決して弱小ではなく歴史ある名門だが、低迷期があったりここぞの場面でズッコケる。

・上記の様に決して一番手のチームではないが、愛すべきダメ息子感がありついつい応援してしまう魅力がある。

 

こんな可愛い?OM、応援してみませんか。